サーバーエンジニアの需要の増加

サーバーエンジニアは、インフォメーションテクノロジー(IT)のインフラの中で一番重要なサーバーの構築、運用、保守に特化した作業を行うエンジニアです。実際には、デバイスの多様化、アクセス速度の向上、セキュリティ強化、扱うデータの量に合わせてサーバー新設や入れ替えといった業務に携わることになります。

サーバーの構築では、サーバー自体のハードウエア的な選定と設計、OSのインストールなど使用するシステムのソフトウエア的な設定を行います。個人でも法人でもデータをクラウド上にアップロードして管理する場合が増えているため、クラウド構築ができるエンジニアへのニーズも一層高まっています。

サーバーの運用・保守では、サーバーに障害が起きないように使用状況を監視したり、サーバーに障害が起きた際には、迅速に復旧作業を行うなど、安定してサーバーを利用できるようにすることが仕事です。
サーバーには、データベースサーバー、ファイルサーバー、そしてアプリケーションサーバー、さらにWebサーバーなど、用途に合わせてさまざまな種類があり、サーバーの種類によっても求められるスキルや知識は異なってきますが、WindowsやLinux、またMac OS、そしてUNIXとったOSの知識と、ネットワーク全般に関する知識は、どのようなサーバーを担当する場合でも求められるものになります。サーバーエンジニアが必要とされる場所は、ITサービス事業会社、システムインテグレーター、ソフトウェアメーカー、コンサルティングファームなどで、顧客先に常駐することを求められることの多い点が、他のエンジニアと違います。